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「ゆふいん文化・記録映画祭」 のテレビ露出情報

離島の防衛を想定して今月行われた日米共同訓練。演習場のある大分県で高まる不安や恒常化への懸念についてある写真家の目を通して考える。陸上自衛隊と米国海兵隊が連携を深める国内最大規模の共同訓練「レゾリュートドラゴン」。ことし3月に発足した沖縄・うるま市の第7地対艦ミサイル連隊も初参加し、大分など5つの県で今月7日まで11日間実施された。別府市在住の写真家・高見剛さんは日出生台演習場で1999年から始まった米国海兵隊による実弾射撃訓練を記録し続けている。
地元では夜間訓練や米国兵の外出などを巡って根強い反対運動が続いている。高見さんは25年以上にわたって住民の思いや生活への影響を追いドキュメンタリー映画「風の記憶」を手がけた。日出生台に米国海兵隊の訓練が移転したのは1995年に沖縄で起きた少女暴行事件がきっかけ。米国兵による性暴力が今年再び明るみになり不安の声が。日出生台でも、1946年から11年間米軍が駐留した歴史をまとめた文献には、「静かな村は一変。占領軍による婦女暴行事件が起きた」と記されている。辛い記憶は住民の心にいまも深く刻まれている。海兵隊による訓練の頻度が増す中、高見さんは記録していくことの可能性を信じている。日出生台演習場では来年16回目となる米国海兵隊の実弾射撃訓練が予定されている。

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