先月に明治安田生命保険が発表した「家計に関するアンケート」の結果によると「世帯収入が増えた」と答えた人が25.3%で3年連続の上昇となった。増えた分は貯蓄額に反映され、平均が去年から今年にかけて260万円も増加している。専門家は一部の個人投資家による株式投資の利益が平均額を押し上げている可能性を指摘している。貯蓄の目的は「老後」や「いざという時」など不透明な先行きに備えたいところが大きいという。全国20~70代の既婚男女の平均貯蓄額は1563万円。理想の貯蓄額は平均で3802万円となっている。ただ専門家は今後について老後資金が約4000万円必要となる世帯もあるのではと推測している。