イスラエルとイランの攻撃の応酬は19日も続いた。イスラエルでは中部や南部に対する攻撃で240人が負傷。イスラエル・カッツ国防相はイラン最高指導者・ハメネイ師について「イスラエル骨化の破壊を旗印に掲げる現代のヒトラー。存続し続けることはできない」と非難した。ロイター通信によると「アメリカ・ウィットコフ中東担当特使とイラン・アラグチ外相が交戦開始以降、複数回にわたり外交的な解決に向けて電話会談を行った」。イラン・アラグチ外相は「イスラエルが攻撃を止めない限り協議には戻らない」と告げたという。イスラエルでは、これまでに少なくとも24人が死亡、イランでは600人以上が死亡したとみられる。ホワイトハウス・レビット報道官はトランプ大統領からのメッセージとして「近い将来、イランとの交渉が行われるかもしれないという事実に基づき、今後2週間以内に攻撃を行うかどうか決断する」と発表。レビット報道官は「トランプ氏は外交的解決のチャンスがあれば常にそれを掴み取る」としてイラン側との交渉を続ける姿勢を示す一方、「トランプ氏は力を行使することも恐れない」とも強調した。