飲食店はかつての賑わいが戻りつつある中、今年過去最多ペースで倒産が相次いでいる。串かつ居酒屋いちろう 2号店では多くの客で賑わい週末はほぼ満席となっているが、3年前の感染拡大で店を守るために多くの飲食店が利用した実質無利子無担保で借りられるゼロゼロ融資の返済が始まり経営は厳しい状態が続いているという。融資を受けた2割が返済に不安があるとしており、今年倒産した飲食店は569件にのぼり、過去最多842件となった2020年に迫るペースである。フレンチレストランのあとりえFunatsuは女性客が中心で16年営業しているが融資の返済で窮地に立たされていて、3年前に400万円を借りたがほぼ全額が運転資金などに消えて未だに226万円の借金があるという。返済にはコロナ前の20％以上高い売上を出す必要があり、経営を続けていくのが難しいと話す。今年は特に焼肉店の倒産が多く、大手企業の参入によって売り上げはコロナ前の7割に落ち込み、牛肉や光熱費・真剣日の高騰が原因となっている。今年焼肉店は16件倒産しており去年のおよそ3倍である。政府は返済支援の新制度を今年1月から開始している。