いま全国的に感染が拡大しているインフルエンザ。厚生労働省によると、全国の患者数は今月1週の時点で前週比約1.9倍に増加。東京都の発表では、12月9日〜15日のインフルエンザ報告数は7256人、1医療機関あたり17.36人、流行注意報レベルに。この1カ月で新型コロナウイルスの全国の患者数は約2倍に増加。マイコプラズマ肺炎の患者数も例年より高い状態が続いている。いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長は「3つの同時流行“トリプルデミック”が現実味を帯びてきている」と話す。薬局ではせき止めや痰を切る薬などの在庫が少なくなり薬不足の問題が起きている。処方された薬が足りず医師に内容変更をお願いすることも。この日も薬は届いたが、せき止めの納品はなし。どのような感染対策を行えばいいのか。伊藤院長は「腸内環境が乱れると免疫が弱る。ヨーグルトや海藻類を摂取する。体の内側からも免疫力を整えておく必要がある」と話した。
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