東日本大震災の発生からきのうで13年。1万5,900人が死亡し、関連死は3,802人にのぼる。被災地ではきのう各地で黙祷が行われ、犠牲となった方に追悼の祈りが捧げられた。きのうの夜、岩手県釜石市の夜空に打ち上げられたのは復興への祈りを込めた花火。宮城県石巻市では追悼の灯籠キャンドルが灯った。震災から13年、津波で亡くなった母親に子どもの姿を店に来た男性は「過ぎてしまうと本当にあっという間で、生きていくので精一杯というか日々1日1日をがむしゃらに過ごしてきたという感じ」と語る。朝から競りが行われた福島県いわき市の漁港では「当時を振り返ればこういう天気だったんですよ。朝は。一生忘れることのできない大災害でしたからね」と語る人も。福島県では福島第一原発事故の影響で今も2万6,277人の県民が故郷を離れて生活している。様々な思いを抱えて過ごしてきた13年。そして迎えた震災発生時刻の午後2時46分には黙祷が捧げられた。同じ時間、能登半島地震の被災地でも同様に黙祷が捧げられた。