ペアレント・サポートすてっぷは発達障害などがある人の保護者のための「うさぎカフェ」を運営している。代表の安藤さんにも発達障害などがある子どもがいる。保護者たちはうさぎカフェで情報交換をしたり思いを共有したりしている。西日本豪雨のとき安藤さんは支援に入る知り合いに「障害児と家族の状況を教えてほしい」と頼んだが「障害児が見当たらない」と返ってきたという。安藤さんたちはSNSで真備町の近くで臨時のカフェを開くと呼び掛けた。すると4日間で35人が訪れた。避難所には行っておらず親戚の家を転々としたり車の中で生活していた。精神障害当事者会ポルケ主催の防災ワークショップで熊本地震を振り返った際、発達障害などがある人からは「慣れない環境でパニックになった」「ルーティンが崩れてつらかった」といった声が聞かれた。