今日は土用の丑の日。うなぎの減少が大きな問題となっている。そこで今、うなぎの完全養殖の実用化に向けた研究が進んでいる。この店の看板メニューはうな重マウンテン。ぜいたくにうなぎを2尾使い、関西風に皮はパリッと身はしっとりと焼き上げた逸品。一方で、悩みの種はうなぎの仕入れ値の高騰。私たちが食べているうなぎのほとんどは養殖だが、天然の稚魚=シラスウナギを飼育したもの。今、そのシラスウナギの漁獲量が減少し価格が高騰している。こうしたうなぎの窮地を救う切り札として政府が進めているのが、うなぎの完全養殖。完全養殖は、卵を人の手で育ててふ化させシラスウナギ、そして親うなぎへ。その親がまた卵を産むことでサイクルが達成できる仕組み。
うなぎの完全養殖について。課題は飼育に手間がかかることとコストだ。案内してくれたのは、仔魚=レプトセファルスを飼育している部屋。いわゆる、うなぎの赤ちゃん。仔魚は光に弱く、1日2時間おきに5回、短時間で餌やりを行う必要がある。また毎日水槽を洗うなど人の手がかかるため、シラスウナギ1匹当たりにかかる生産コストはおよそ1800円。天然のシラスウナギからの養殖と比べると、まだ3倍以上の価格差がある。政府は1匹辺り1000円程度まで下げ、2050年までには養殖に使うシラスウナギを100%、人の手で育てることを目指している。
うなぎの完全養殖について。課題は飼育に手間がかかることとコストだ。案内してくれたのは、仔魚=レプトセファルスを飼育している部屋。いわゆる、うなぎの赤ちゃん。仔魚は光に弱く、1日2時間おきに5回、短時間で餌やりを行う必要がある。また毎日水槽を洗うなど人の手がかかるため、シラスウナギ1匹当たりにかかる生産コストはおよそ1800円。天然のシラスウナギからの養殖と比べると、まだ3倍以上の価格差がある。政府は1匹辺り1000円程度まで下げ、2050年までには養殖に使うシラスウナギを100%、人の手で育てることを目指している。