こんにゃく農家は取引価格の下落に頭を悩ませている。群馬・渋川市の八高啓輔さんは「作れば作るほど赤字」などと話した。肥料や機材の高騰に加え、温暖化による冬場のおでん消費の減少などで需給のバランスが崩れ、廃業する農家も増えているとのこと。こうした状況を受け、こんにゃく業界は「魅力の再発見」を打ち出している。群馬・甘楽町の「こんにゃくパーク」ではこんにゃくバイキングが無料で振る舞われている。また都内のカレー店では、米不足対策としてこんにゃくで作った「こんにゃく米」を一部使用しているという。さらにこんにゃくを使った次世代素材「ニンジャペースト」なるものも開発されていて、こんにゃくには大きなビジネスチャンスがあるとのこと。