富山県で江戸時代からおよそ300年踊り継がれる伝統的な行事「おわら風の盆」は、台風から作物を守るため風の神様を鎮める豊作祈願として毎年この時期に行われている。3日間で約20万人が訪れ外国人観光客にも人気だが、担い手と資金不足が重くのしかかっている。少子化も大きく影響し、おはやしを担う人は行事委員の橘さんの町内だけでも3年前に比べて半分ほどに減少している。さらに町には狭い道や坂が多く、整備するための人件費やあんどんに使われる電気代の高騰が予算を圧迫している。今回初めて寄付金を開始した。町ごとの紋様が入ったうちわを作成し、観光客が推しの町のうちわを購入することで応援してもらう。