お好み焼き・たこ焼き・焼きそばなど粉もん店の倒産件数は、今年は過去最多のペースとなっている。日本コナモン協会によると、原材料・光熱費の高騰、若い世代のお好み焼き離れ、後継者不足などがあるとしている。日本コナモン協会の熊谷真菜会長は、後継者不足などにより10年後の2035年にはお好み焼き店が半減する可能性があるとして、お好み焼き2035年問題として警鐘を鳴らしている。経済評論家の加谷珪一氏は、後継者不足は様々な業種で深刻になっており、今後は生活に身近な職業にも広がる可能性があるとしている。後継者不足による倒産は5年連続で過去最多を更新している。街の電気店は地域密着型で家電の修理対応などスピーディーな場合が多い。また歯科技工所の8割が後継者がいないとしており、入れ歯が作れなくなる可能性がある。静岡・西伊豆町では高齢化などで漁業の担い手が不足し漁師の後継者不足が深刻になっている。そこで2023年から釣り愛好家を漁師にするプロジェクトを行っている。漁業に興味がある釣り愛好家と漁業関係者をつなぎ、漁業権の取得を町がサポートするなどの内容で、実際に東京などから移住した3人が漁業権を取得している。