JR四国は、高知県内で運行している観光列車で来年2月から新たなツアーを始めるのを前に、旅行会社の関係者などを招いてその内容を紹介した。JR四国は土讃線で「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」という観光列車を運行しているが、冬の閑散期や連続テレビ小説「らんまん」の放送が終わった後の需要を掘り起こそうとこの列車で新たなツアーを来年2月から始める。これを前に旅行会社の関係者などを招いて窪川駅から高知駅までの間で観光列車を運行し、ツアーの内容を紹介した。新たなツアーで土佐の「おきゃく」と呼ばれる宴会の雰囲気を楽しんでもらおうと現在は窓側を向いている座席を対面で座れるように配置を変更。食事は、かつおのたたきなどのメニューのほか地酒も出され参加者は車窓から見える太平洋をバックに乾杯した。このほか、新たなツアーでは、佐川町にある酒蔵の見学なども盛り込まれる。観光列車の新たなツアーは来年2月3日と10日に行われる予定で、予約は12月4日から受け付ける予定。