現在開催中のカンヌ国際映画祭。映画監督の登竜門とされる「監督週間」で、日本とフランスの合作アニメーション映画「化け猫あんずちゃん」が上映された。人間と同じように暮らす化け猫と父親に捨てられた少女の交流を描いた物語だ。化け猫の声は、森山未來が担当した。上映後、映画を手掛けた山下敦弘監督と久野遥子監督は、拍手喝采を受けた。今作ではロトスコープという手法が使われている。実写で撮影した映像をもとに、アニメーションを描くという手法で、森山は、猫耳をつけて実際に演技した。役者のリアルな動きや表情をアニメキャラクターに反映することができる。映画は、アヌシー国際アニメーション映画祭にも出品が決まっている。