がん患者のコンサートが2017年から2年に1回程度開かれ、今回で4回目を迎えた。120人余のがん患者が参加する合唱団がプロのオーケストラや歌手とともに舞台に立ち、歓喜の歌としても知られるベートベンの第九を歌った。抗がん剤治療を続ける参加者もいる。参加者の1人、62歳の荒井美奈子も、抗がん剤などで進行を抑えながら合唱を続けてきた。24年前、38歳のときに初期の乳がんと診断された。10年後に肝臓へ転移し、肝臓の3分の2を切除する手術を受けたが、再発を繰り返した。そんなとき出会ったのが、がん患者や医療スタッフでつくる合唱団。出演を重ねる中で仲間とのつながりが強まっていくのを感じたという。荒井はみんなで歌えるのが楽しいなどとコメント。今月19日、4回目のコンサート本番直前の練習に臨んだ。1回目から参加している人は荒井含め19人。荒井は最後まで笑顔で歌いきりたいと、痛み止めを飲んで本番に臨んだ。合唱は生きる糧になっているという。
