中国では、今日から日本のお盆にあたる祝日を迎える。中国では国をあげて、遺体を墓地に埋葬しない「葬式改革」を進めている。北京市や天津市などが主催した「海洋散骨式」には遺族約150人が参加した。葬式をせずに散骨だけを行う。政府が用意した船で沖合へ向かい、順番に海の中で溶ける袋に入れられた遺骨に流す。北京などで海洋散骨が増加している。海や山などへの散骨を選択すると葬儀費用の全額を政府が負担してくれる。北京市散骨担当は「国や北京市は海洋散骨を土地を節約する葬式として重視している」と話す。
今年、中国政府は“葬式改革”として散骨などの自然葬を国をあげて推し進める方針。背景にあるのは土地不足。中国では高齢化が急速に進み、年間1100万人以上が亡くなっている。一般的な埋葬方法だと毎年約70キロ平方メートル(東京ドーム1500個分)の墓地が必要となる。中国全土で土地が不足し墓の値段が高騰している。そのため散骨などの自然葬が推し進められている。一部自治体では生前に散骨を約束した70歳以上の住民に毎月2000〜8000円の奨励金が支給される。さらに危機感を強めた政府はデジタル技術を駆使した「納骨堂」を建設。デジタル納骨堂担当者は「名前と亡くなられた日、写真を表示することができる」と話す。1部屋で2人分の納骨が可能(160〜200万円)。2年前から販売したが、ほぼ売約済みで順番待ちだという。
今年、中国政府は“葬式改革”として散骨などの自然葬を国をあげて推し進める方針。背景にあるのは土地不足。中国では高齢化が急速に進み、年間1100万人以上が亡くなっている。一般的な埋葬方法だと毎年約70キロ平方メートル(東京ドーム1500個分)の墓地が必要となる。中国全土で土地が不足し墓の値段が高騰している。そのため散骨などの自然葬が推し進められている。一部自治体では生前に散骨を約束した70歳以上の住民に毎月2000〜8000円の奨励金が支給される。さらに危機感を強めた政府はデジタル技術を駆使した「納骨堂」を建設。デジタル納骨堂担当者は「名前と亡くなられた日、写真を表示することができる」と話す。1部屋で2人分の納骨が可能(160〜200万円)。2年前から販売したが、ほぼ売約済みで順番待ちだという。