手嶋が電車のイスに座っていたら、目の前に座った女性が泣き出した。出発から15分が経過し、処世は読書で紛らわせていたが涙が止まらない。2人は電車を降り手嶋さんは自身の仕事の話をした。女性は悩みを相談し、手嶋が自身の経験からアドバイスをした。気づけば3時間が経過していた。2人は交際するようになったが、半年後にガンが見つかり一方的に分かれをつげた。諦めず、出会いから3年後に2人は結婚。ガンは完治したわけではない。電車にのれば必ずあの席をさがす。そこは2人の特等席。
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