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「やまと」 のテレビ露出情報

スペーシアXに秘められた日光の美をみてとれるのがラウンジになった車両。座席は固定しておらず、普通の部屋のように丁度品がおかれる。全て特注し、この空間デザインは日光の歴史的な建物をモチーフにしているが、日光金谷ホテルは現存する日本最古のリゾートホテルで明治6年創業。回転扉を開けて中に入るとレトロモダンな香りが漂う。絨毯は高貴な人しか身に着けられなかった深緋。そこに重厚な丁度品が匠にレイアウトされている。そのクラシカルなデザインを列車へ投影した。またスペーシアXの最高の空間は走るスイートルームな部屋が。7人までの貸し切り車両で一月前から予約で埋まっている。テーブルは大理石の特注品で六角形の窓が3つ連なり外の景色がよくみえる。
スペーシアXは日光へ。その車内には江戸の美がたくさん隠されている。新幹線で言えばグリーン席のプレミアムシートは明るい茶色が目印。最も座席数の多い一般席は、落ち着いたグレーで統一。パーテーションで仕切られたボックスシートは薄いブルー。全部で6種類ある座席は全て異なる色に。高田さんは四十八茶百鼠から色を選んだと語るが、江戸時代中頃は大地震や大火事で幕府の財政は逼迫し、将軍の徳川吉宗は自ら質素な着物を身に着けて質素倹約を率先した。そして庶民にも贅沢禁止のお触れが通達され着物の色まで制限された。その中で許されたのは茶色と藍色と鼠色の三色。しかし江戸っ子は灰色がかった茶色や赤みがかった鼠色など、定められた色から新しい色を生み出し、四十八茶百鼠と呼ばれるようになったという。スペーシアXにはスタンダードには基本の鼠色を使用し、プレミアムシートは茶に金をまぜた金茶。ボックスシートは薄い藍色。豪華なラウンジ席は四十八茶百鼠をベースに金谷ホテルの高貴な色をわせている。また車体の白い色にも江戸の心がある。

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