日本時間のきのう、アメリカ・ロサンゼルス市内の病院で自身2度目となる右肘の手術を受け無事成功した大谷翔平選手。5年前の手術では損傷したじん帯の代わりに自分の腱の一部を移植し固定するトミー・ジョン手術を経験した。現地メディアによると今回の手術では人工じん帯を使って強化する別の手術だった可能性も指摘されている。整形外科専門医の馬見塚医師は「あまり使われない腱を取ってきて移植したかコラーゲンをくっつけた人工じん帯を移植したかのどちらかだと考える」とコメントした。これまで通りに投球するにはコンディションの改善の余地があるという。今回も肘を痛める前にけいれんなどの症状が出ていたが、そのときには早めに投球間隔を広げるような対応や休むなどの対策が必要だと馬見塚医師は話した。手術の執刀をした医師は「来年には打者、再来年には二刀流」と今後の見込みをコメントしている。元ヤクルトスワローズの投手で3度の右肘じん帯手術を経験した館山さんは大谷の来期の復活について「可動域訓練も終わって筋力も8割ぐらい戻ってきている状態での打席になる。大谷選手ほどの経験があればすぐ本来のパフォーマンスにもっていける」などと話した。