小説家・綿矢りさの「怒り」の表現とは?。ポップな文体で人間の欲望に迫っていく短編集「嫌いなら呼ぶなよ」。プチ整形を明かしたことで職場から執拗にいじられたときの主人公が抱いた「怒り」が『怒ったり泣いたりは美学に反する。怒りは古い油の臭いがする。胸やけするドーナツを二、三個揚げ終わったあとのような、助骨の内の油釜』。綿矢は「疲れとストレスの感じが怒りに似ているイメージ」と話した。言語化のヒント:自分の体を観察して、疲れやストレスを描くことで怒りを表現する。ミュージシャンが生み出す歌詞に迫ることも。大ヒット曲『はいよろこんで』に込めた思いとは。こっちのけんとは「「危なくなったら助け呼べよ」って人に言われたくなかった。言葉を置いておいてあげたい」と話した。
