こども家庭庁の審議会で議論し閣議決定された指針では、児童虐待の相談対応件数や不登校、自殺者数の増加など、子どもを取り巻く環境は厳しさを増しているとしたうえで、子どもが生きていく上で居場所があることが不可欠だとしている。遊びや体験活動、SNSやオンラインゲームなどの空間も居場所に含まれるとしたうえで、さまざまなニーズや特性をもつ子どもや若者が、切れ目なく居場所を持てることが重要だとしている。学校や児童館、公民館などを柔軟に活用することや、子どもや若者が利用しやすくすることが必要だとした上で、行政や民間団体が連携して取り組むよう求めている。