世界遺産に登録されている栃木・日光市・輪王寺。冬の訪れを前に境内にある樹齢200年を超えるアカマツなどの松の木を害虫から守るためのこも巻きが行われた。こも巻きはわらでできた「こも」を冬の間、松の幹に巻きつけて害虫を誘い込み春に取り外す伝統的な害虫駆除の方法。輪王寺は、標高が600m以上あり、冬の寒さが長く続くことから、3月の啓ちつの日から1週間ほど過ぎたころに取り外す。輪王寺・宇賀神昇さんは「冬は異常気象ではなく、例年通りの穏やかな冬になってほしい」と語った。
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