年末商戦に向けたセールイベントのブラックフライデーが本格化。イトーヨーカドー大森店ではブラックフライデーのコーナーが設置されている。960プライスでお得な商品を展開している。ヤマダデンキでは冷蔵庫がブラックフライデー特別衝撃特価。東京・新宿のスポーツ用品店やゴルフショップではブラックフライデーセールを行っている。
ブラックフライデーは米国で始まった年末商戦。11月の感謝祭翌日の金曜日に大規模セールが行われ、業績が黒字になることからブラックフライデーと呼ばれるようになった。今や日本でも盛り上がりを見せるビッグセールとなっている。第一生命経済研究所主席エコノミスト・長濱利廣さんは約400億円の経済波及効果が予想されるという。意識調査：「2024年・ブラックフライデーでお買い物をしたいですか？」では、「はい」と答えた人は47．2％。そのうち約7割が日常的な食料品を購入予定だという。イトーヨーカドーのブラックフライデーでは960プライス設定の商品が目立つ。セール対象商品は358品、セール期間は過去最長17日間。ヤマダデンキのブラックフライーデーも気合いが入っている。冷蔵庫がブラックフライデー特別衝撃特価。
「日清やきそばBLACK U．F．O．黒焼きそば 焦がしにんにく香るイカスミソース」は今月11日から期間限定で販売。さらに渋谷の渋谷サクラステージでは「かごし魔ブラックフライデー」を開催。鹿児島の食材には黒のつく食材が多いためだという。
「ブラックフライデー」で忙しくなるのはネット通販業界。チヨダでは通常の受注の約2倍になっているという。物流倉庫で従業員が仕分け作業を行っていた。通常は50人体制だが、セール期間中は80名に増員してフル稼働で出荷にあたっているという。佐川急便では従業員を増員し、配送トラックの増便も計画している。