JR浦和駅から徒歩約15分のところにある一軒家に、30人以上が列をなしていた。お目当ては、月に数回ほど、さいたま市内で移動販売している「うらわ餃子」だ。餡は、企業秘密のタレに、ひきたての国産豚ひき肉とキャベツなどを混ぜ合わせている。食感にこだわったオリジナルの皮で、ひとつひとつ包んでいる。蒸し焼きにして、ごま油で仕上げれば、羽根つきの香ばしい餃子になる。10個・860円からだ。うらわ餃子誕生のきっかけは、代表の真下さんの息子が野菜嫌いで、野菜を多く取ってくれる料理が餃子だったことだという。3年前に販売を開始し、口コミで人気店になった。現在は、しそや旨辛など、4種類を販売している。170個を購入した家族や、150個を購入した女性などがいた。餃子は、9人の女性が家事や育児の合間に作っていて、1日に作れるのは、250個程度だという。ネット販売のほか、地元企業への配達などもあるため、移動販売は、月数回程度が限界だという。店舗を持つことを目指している。