先月、都内の鮮魚店「中島水産 新宿高島屋店」に並んでいた「夢あじ」。先月、本格的に販売がスタートした。夢あじはカイワリとマアジという2種類のあじをかけ合わせた新品種で白身の極上トロと謳う上品なあぶら、濃厚な味わいと柔らかく弾力ある食感も魅力だ。都内の高級すし店でも仕入れている一方、まだ流通量には限りがある。養殖している千葉・南房総市を訪れた。現在いけすの中には夢あじが出荷を待っており、約8000匹の約半分は出荷済みだと言う。出荷までは約2年を要し、手間ひまかけて育て上げると言う。海に出せる状態まで成長するのは全体の10~20%と希少で、いまは生産量に限りがある。港の目の前にある食堂では夢あじを使った姿刺しも販売している。養殖を手がけるさかなドリームの石崎勇歩取締役は「おいしい養殖魚を安定的に供給していくことで、これからも美味しい魚を食べられる世の中にしていきたい」と話していた。
