祖父江さんはさくらももこと仕事をした際に、1996年から出版されたエッセイ3部作には祖父江さんのそれまでの考えをガラリと変えた。1作目は卵の殻を砕いて色を塗ったそばで眉や鼻を作った。2作目ではフェルトの貼り絵。祖父江さんはそんなさくらももこの絵を最大限に活かして本をデザインした。さくらももこ独自の世界を表現するために祖父江さんが提案した書体をひと目見たさくらももこは、一生使わないような書体を選んだというが石井明朝体を希望した。しかし実際に使ってみると良かったという。
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