東京・杉並区のJR荻窪駅から商店街を歩いて3分ほどの場所にある「リョウテにサバ」は2年前に出来たさばめし専門店。中は20人ほどが座れる広さで、サバめしは多い日で100食ほど売れる。店は川崎市出身の木村圭吾さんと弟の稲吾さんで切り盛りしている。店名について聞くと「おいしさと栄養を両手にというコンセプトで、両手に花から取っている」と話した。味のベースは塩とたれの2種類。一番人気がこれ塩味のさばめし、スープがついて980円。サバは骨を取ったノルウェー産。塩味が効いた特製のたれに1日漬けている。脂の乗ったサバの半身をじっくりと焼き、皮目はバーナーであぶって、ごはんに炒めたモヤシと水菜、焼き上がったサバを載せている。いりごまを振って完成。ふっくら香ばしいサバと、野菜、ごはんをスプーンで混ぜていただく。ごはんとサバとモヤシと水菜っていうシンプルな組み合わせなのだが、一度食べると、ちょっと癖になる。トッピングは10種類ほどで、温玉やキムチなど、お好みで味変ができる。さばめしが生まれたきっかけは、兄弟のお父さん。幼少期のころからずっと今のさばめしのもととなる料理を作っており、原点となっている。たれの開発など、父の協力もあり、専門店として勝負に出た。味の決め手になる秘伝の漬けだれ。開発で最も苦労したのが青魚特有の臭み。しっとり焼き上がるように試行錯誤。塩以外の材料は企業秘密だという。開発に2年ほどかけて作ったさばめしには、親子の情熱が詰まっている。数あるトッピングで人気なのが鶏のむね肉。鶏むね×さばめしは温玉がついて1300円。考えたのは兄の圭吾さん。ジムに行った時に思い付いたということで筋肉好きの人じゃなくても、おいしく食べられる一杯だ。兄弟が目指すのは「荻窪といえばここだよねって言われるような店。頑張って盛り上げていきたい」と話していた。
