広島県神石高原町、後継者不足で廃業するはずだった味噌会社「新龍味噌」を受け継いだ門田さん夫妻。この日は昨年仕込んだ麦味噌を桶の中から取り出していく。味噌は桶の中の場所によって味が違い「一期一会」だという。門田さん夫妻は道の駅「さんわ182ステーション」に納品する。職人気質の英章さんに変わり、茜さんが営業活動や新商品の開発なども行っている。町の人たちも応援しているという。また別の日は息子さんを連れて福山市のスーパーへ。こちらのスーパーでは門田さん夫妻が引き継いでから販売コーナーを作るなどバックアップしてくれた。味噌蔵を継いだことで休日も完全オフにはならない門田さん一家。ただこの町での生活は四季が感じられるなど気に入っているという。ただ忙しいからこそ、夕食は家族で食べることにしているという。麹を作って2日目、先代の中平さんは門田さん夫妻の作った麹に合格点を出した。この冬初の麦味噌作り、500キロを仕込むという。仕込んだ味噌は10月に出来上がるまで待つしかないという。地元の施設で試食会を行った門田さん夫妻、昨年集まった方々と作った味噌を試食した。
住所: 広島県神石郡神石高原町坂瀬川5146-2