洪福寺松原商店街の通りは平日でも賑わっている。年末多いときには1日10万人以上が訪れると言われている通称ハマのアメ横。人気の理由は安さにある。魚幸水産でのマグロの販売方法は、サクの重さで値段を決め、客は手を上げて早いもの勝ちで購入する。絶品の高級マグロがオトクに買えるワケについて、魚幸水産代表取締役の茂田井さんは「市場を通さず、産地直で買っているから。」と話す。市場を通さずに買うことで、仲介料無しで安く仕入れができるという。この商店街にはマグロの他にも野菜がオトクに買える。外川商店の小山代表取締役は「できるだけ美味しいものを安く売ろうと思っている。なるべく内に買いに来たお客さんが満足できるような品物を売っていきたい。」と話す。他のスーパーでは600円ほどする里芋が、外川商店では400円。レンコンは一袋300円から400円ほどとなっている。築地場外市場では外国人観光客の姿も多く見られた。築地の中でも注目なのは物価高にも関わらず高級食材がオトクに手に入るお店。魚がし北田では比較的価格の安いロシア産のいくらを展開していて、数量限定の割引価格で販売している。また、今年はカニが豊漁で価格が値下がり傾向のため、今が狙い目という。斉藤水産では数の子が少し折れているなどの訳アリで、お得に購入できるという。普段は手に入りにくい食材をお手頃価格で販売する店も。 鳥藤では、普段は料亭などに卸す全国各地のブランド地鶏を調理しやすいようにカットし、年末だけ特別に販売している。