今回の風景の主役は、埼玉県川越市にある2棟の長屋。昭和30年代に店舗兼住宅として建築。洋品店や骨董品店が並んでいたが、年々、空き家が増加していった。そして2017年、建築士・荒木牧人さんによって人々の新たな集いの場として生まれ変わった。洋品店があった長屋は、おでんが人気の居酒屋「すずのや」に。住居だった二階を吹き抜けにし、そこにも客席を設置している。骨董品店があった長屋は、会員制のコワーキングスペース「coworking＆shareoffice ダイクマチ」に。中央にある大きな机は、空間を広く使えるように昇降式になっている。