新入幕優勝を果たした尊富士のスゴさについて紹介。春場所千秋楽直前に右足首靭帯を負傷、自力で歩けず退場したが千秋楽に登場し豪ノ山関を破り優勝となった。10場所目での優勝は歴代最速で110年ぶりの快挙となる。前頭十七から上がり大関豊昇龍には敗れているが優勝となった。尊富士は青森県五所川原市出身で心の師匠は祖父母という。解説の山根千佳さんの優勝できたポイントとして「今場所千秋楽ではけがの影響でいつもの立会の踏み込みはできていないように見えた」としたが集中力の心技体の心の部分を強く感じ素早いおっつけるなど技術面や先手で前に攻められたとした。尊富士の母は4きょうだいを女手一つで育てていてけがをした前日に青森県のパブリックビューイングで心配する様子があったが急遽大阪にきたがチケットが手に入らず優勝の瞬間は体育館の近くでテレビで見たと話し「勝つ負けるより足が心配だった」と話した。尊富士は祖父がアマチュア相撲の指導者で保育園から始めたが続けた理由としてフジテレビジャンクSPORTS出演時に稽古後にコンビニで唐揚げを買ってもらえるためだったと紹介した。かつての恩師越後谷総監督は「腕立て1回もできずおなかが床についてしまっていた」と話した。