冬よりもメリットが多いという夏の大掃除。夏がベストシーズンなのは、キッチンの油汚れ落とし。元家政婦のマミさんは「油汚れが落としやすい状態に夏はなっている」と説明した。花王が油汚れを塗ったステンレス製の板を使った実験では、夏場想定の30℃の板では汚れがほぼ取れていた。気温が高いと油が溶けやすくなる。100円ショップの「やわらかコゲとりスポンジ」は焦げ付きや頑固な汚れを絡め取ってくれるアイテム。換気扇は「つけ置き洗い袋」に酸素系漂白剤を入れ、40~60℃の湯で薄めつけ置きする。軽く拭き取るだけできれいになる。夏の今やっておけば汚れが落ちやすくなり、年末の大掃除も楽になる。梅雨の湿気の影響で、カーテンはカビの温床になっている可能性もある。放っておくと冬の時期の結露などでカビが増殖することもある。今のうちに洗濯機で洗っておくのが大事。脱水時間を短くする設定で洗うことで、カーテンがシワになりにくくきれいに仕上げることができる。夏ならそのままもとの位置に戻せばすぐに乾く。
