新米が出回るようになると米の価格が落ち着くと言われていたが、ただ、求める人があまりに多いため新米の価格も高値で推移している。その流通価格の基準となるのがJAグループが新米を集荷する際に農家に支払う概算金。北海道や秋田などの主要な産地で去年よりおよそ2割から4割引き上げられることが分かった。北海道の「ななつぼし」は去年より32%上昇、秋田県の「あきたこまち」はおよそ39%上昇する。長引く円安などを背景に肥料などの生産コストが上昇したほか、地震や台風に備えた買い込み需要が増えたことが主な理由だということ。店頭価格についてイトーヨーカドーでは今後、新米の店頭価格は去年より上昇する可能性が高いとしている。