江戸川区にあるこども食堂では、無料で食事支援を行っている。毎日、夕食などを食べに子どもたちが訪れている。その半数はひとり親家庭。給食がなくなる夏休み、ひとり親家庭ではおよそ3人に1人の子どもが1日2食しか食べられていない調査結果が今月発表された。今、子どもたちの間に体験格差が生じている。取材時、羽田にある日本最大級の物流ターミナルに6組の親子が訪れた。大量の荷物が次々とし分けられる様子に興味津々。これはNPOが企画した体験プログラム「こども冒険バンク」。経済的に困窮している子どもたちなどを対象に、遊び、学びの機会を提供しようと今月から始まった。NPOの担当者は幼少期の体験の重要性について、「大きくなってからの非認知能力や自尊感情、自分は何でも挑戦したらできるとかなどの項目も体験があった子どもの方が良くなっているというデータがある。幼少期の体験は非常に重要」とコメント。子どもたちの心を育む体験、その格差を埋める支援が期待される。