気象庁によると年間の紫外線量は観測を開始した1990年以降、右肩上がりに増え続けている。国宝・松本城を中心に栄えた歴史から商都松本とも呼ばれる松本市。日本では一般的に赤道に近い南側ほど紫外線が強いとされる中、松本市は那覇（沖縄）と同程度と言われる（夏季）。松本市中心部の標高は592mと東京スカイツリー634mとほぼ同じ高さ。街の化粧品店に話を聞くと住民の紫外線対策への意識の高さがうかがえる。紫外線が強くなりはじめた2月中旬から3月にかけて意識的に切り替え、梅の花が咲く時は紫外線を察知して咲くのでそれを意識しているという。一番の売れ筋商品が1万円の日焼け止め。ブルーライトや部屋の中に入ってくる紫外線を防いでくれる。紫外線対策の重要性について医師は「皮膚がんの発症リスクにも影響している」と指摘した。