パーソナルトレーナーの鈴木が自宅でできる簡単ストレッチを紹介する。強度の違う2種類を紹介する。まずは、胸部のストレッチ。巻き肩や猫背などが改善できる。きつめのストレッチは、イスに浅く腰掛け、足を腰幅に開き、膝の上に両肘を乗せて、左手を後頭部に置き、息を吐きながら、目一杯ひねり、息を吸って、さらに吐きながらひねる。背中を丸めず、背筋を伸ばしながら行うことがポイントだ。左右の肩甲骨をつけるように意識すると、胸が開きやすくなる。ゆるめのストレッチは、横向きに寝転がり、膝は90度にして、両手を前で重ね、上の手を反対側に広げて、そのまま1分間呼吸をする。膝が開かないように、タオルを挟むと効果的だ。どちらのストレッチも、1回1分でいい。
次は、背骨のストレッチ。きつめのストレッチは、足を伸ばして座り、足を腰幅に開いて、両手を前に伸ばし、息を吐きながら、体をゆっくり後ろに倒したら、鼻から息を吸って吐きながら、体を起こしていく。背骨周りの筋力アップと背骨のバランス改善に効果がある。ゆるめのストレッチは、膝を立てて仰向けになり、お尻から背中、胸の順に持ち上げたら、胸から順に腰を下ろしていく。弱い負荷をゆっくりかけることで、背中の奥の筋肉を使うことができる。背骨を一つずつ動かそうとする意識が重要だ。
次は、骨盤のストレッチ。きつめのストレッチは、腰幅に立ち、片足を後ろに引いてつま先立ちになり、腰に手を当ててお辞儀をし、姿勢を保ったまま戻す。これを7回行う。お尻や太ももの引き締め効果があるほか、体幹も同時に鍛えられる。