東海道新幹線と山陽新幹線の区間を走る「のぞみ」は16両編成で運行していて、繁忙期の期間を除いて、1号車〜3号車までの計250席が自由席となっている。JR東海とJR西日本は、すでに年末年始、お盆、春の大型連休の混雑のピーク時期には自由席の設定をなくし、全席指定席としているが、関係者によると、両社は来年の春から「のぞみ」自由席を現在の3両から2両に減らす方向で検討しているという。スマートフォンなどから指定席をネットで予約するニーズの高まりなどに対応するのがねらい。「のぞみ」の自由席が通年で見直されるのは初めてで、両社は今後協議を進めたうえで、見直しの内容を正式に決定することにしている。