- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央 畠山衣美 矢崎智之 菅谷鈴夏
オープニング映像の後、キャスター陣が挨拶。
きょう召集された臨時国会。衆議院選挙のあと初めてとなる本格的な論戦がスタートする。30年ぶりに与党が少数となる中、経済対策の裏付けとなる補正予算案や政治資金規正法の再改正などをめぐって議論は深まるのか。衆議院選挙を受けて、院内の風景も様変わりしている。先の衆議院選挙で50議席増やした野党第1党の立憲民主党は、選挙前、与党に割り当てられていた4部屋を新たに得た。これまで院内にはなかった政務調査会長室も設けられることに。立憲民主党・笠国対委員長は「今までの野党時代とは違って、国会対応、国会運営に一定の責任を果たしていかないといけない」と述べた。本会議を前に行われた党の代議士会にも変化。笠国対委員長は「野党の理解がなければほうあんを通過させることはできない。国民のためにどういう政策がいいのか、“中身”で大いに論戦を展開していきたい」、野党連携うまくいくのか?「全てがまったく一致することではないが、最大公約数、きちんとした形で結果が出せる世に先頭に立って汗をかいていきたい」、国民民主党にどう向き合う?「“政治改革”志は同じと思っている。歩み寄れるように、協力できるように頑張っていきたい」と語った。
国民民主党は議席を4倍に増やし、与党との政策協議を重ねている。国民民主党・玉木代表は「“国民民主党が野党離れしている”と(報道で)書いているところがあったが、野党から離れていないし、与党にも近づいていない。各党等距離。国民に近距離でやっていきたい。新しい国会。一丸となって取り組んでいきたい」と述べた。衆議院で少数与党となった自民党。石破総理大臣は記者団に対し「先の選挙の結果を踏まえ、より丁寧に、各党の意見を聞きながら国会を運営したい」と述べた。議事の確認などを行う衆議院の議院運営委員会の構成にも変化。選挙前、委員25人のうち14人を自民党が占めていたが、今回11人と過半数を割り込んだ。議院運営委員会・自民党・村井筆頭理事は「これまで見たことのない景色」と述べたうえで「国政に遅滞があってはならない。野党の意見に謙虚に丁寧に向き合って議論を深めることでより幅広い合意につなげていきたい」と述べた。
午後、衆議院本会議が行われた。きょうから来月21日までの日程で行われる臨時国会。政府与党は、国民民主党との間で協議を重ねたうえで、経済対策をまとめていて、これを踏まえた今年度の補正予算案を提出し、成立を図ることにしている。また政治の信頼回復に向けて、野党側の理解も得て、政治資金規正法の再改正を実現したい考えだが、企業団体献金の扱いなどで意見の隔たりがあり、経済対策などとあわせて与野党の活発な議論が交わされる見通し。こうした中、自民党、立憲民主党の参議院の幹部が会談。政治とカネをめぐる問題で、自民党は立憲民主党に対し、政治資金収支報告書に不記載があった党所属の参議院議員27人が、政治倫理審査会に出席する意向を示していると伝え、審査会の開催に向けて調整を進めることになった。
臨時国会の焦点の1つ「年収103万円の壁」の見直しをめぐって、新たな動き。先週に続き2回目となる自民、公明両党と国民民主党の税制協議。与党側は、103万円の壁の見直しについて、所得税の基礎控除などを引き上げる目的や、財源の確保などを明確にしたうえで、具体的な制度設計を行う必要があるとして、国民民主党に詳しい見解を示すよう求めた。自民党税調幹部・後藤元経済再生相は「同時に“経済効果による税収は恒久財源ではないだろう”と指摘した」、国民民主党・古川税調会長は「最重点事項について論点の紙をもらった」と述べた。国民民主党は新たな法案を国会に提出。国民民主党・玉木代表は「単独で衆議院に法案が提出できるようになった最初の法案」と述べた。法案では、所得税の基礎控除などを103万円から178万円に引き上げることなどを明記。政府は地方自治体の財政状況に悪影響を及ぼすことがないように、必要な措置を速やかに講じるとする内容が盛り込まれている。地方財政をめぐってはきょう、総務大臣の諮問機関である地方財政審議会が、村上総務大臣に意見書を提出。103万円の壁の見直しについて、自治体の声も聞きながら、丁寧な議論を行うことが必要だとしている。地方財政審議会・小西砂千夫会長は「減税をやるなら、地方へのしわ寄せがないように、地方を忘れないでほしい」と述べた。国会の風景は変わったが、大事なのは国民の期待に応える議論をして、合意を見いだすこと。あすは石破総理が所信表明演説を行い、来週には各党の代表質問や予算委員会が予定されている。補正予算案や政治改革の議論が本格化するが、どのような政治を実現するのか、与野党ともに問われる国会になりそう。
かつて日本経済の発展を支えた繊維産業。大手メーカー・ユニチカが、国際的な競争の激化などで赤字が続いていた繊維事業から撤退することを発表した。ユニチカ・上埜修司社長は「事業の選択と集中に取り組む。一部を除く産業繊維事業から撤退する」と述べた。中国メーカーなどとの競争激化で赤字が続いていた、祖業の繊維事業からの撤退を発表した上埜社長。会社は、第三者割当増資の形で、官民ファンドの地域経済活性化支援機構から支援を受ける予定で、機構が筆頭株主となり、会社の現在の経営陣は原則退任するとしている。繊維事業の撤退に伴って、主力銀行などは、計約430億円の債権放棄に応じる見通し。今後は需要が伸びている食品包装や半導体関連の材料に使われるフィルム事業に経営資源を集中する。かつて日本の主力産業だった繊維産業。ユニチカも主力メーカーの一角として化学繊維の輸出などを手がけ、戦後の高度経済成長を支えてきた。スポーツにも力を入れ、1964年の東京五輪では前身のニチボーが主体となって結成されたチームが出場。東洋の魔女と呼ばれた。しかし繊維産業は、国際的な競争の激化などで、1990年代以降は出荷額が落ち込むなど衣料品向けが縮小傾向。2005年には旧カネボウが繊維部門からの撤退を発表したほか、ことし9月には三菱ケミカルグループが衣服向けの繊維事業から撤退すると発表。日本の繊維産業の今後について、明治大学・新宅純二特任教授は「世界で競争できる技術を持つところが、日本にはまだ残っている。そういう所に絞って力を入れていくことが、今後の生き残りの一番重要なポイント」と述べた。
ことしももうすぐ年の瀬。この1年の世相をひな人形で振り返る変わり雛。ことしの6組がお披露目された。MVPも獲得した大リーグ・ドジャース・大谷翔平選手の史上初の50−50達成は、日本中を沸かせた。人形になったのは、妻・真美子さんと愛犬・デコピンの家族そろった姿。ことし開催されたパリ五輪パラリンピック。女子やり投げ金メダル・北口榛花選手と男子高飛込銀メダル・玉井陸斗選手の2人の躍動感ある姿も人形になった。年末恒例の変わり雛。1946年、戦後の日本で広く歌われた「りんごの唄雛」以来、都内の人形メーカーが毎年制作。その年の世相を表している。今年の変わり雛の1つが「新紙幣登場雛」・渋沢栄一、津田梅子。東京・北区・渋沢史料館は、新紙幣になったことで、今年度の来館者が2倍になる見込み。ことし変わったのが総理大臣。タイトルは「悲願の先の道険し雛」を紹介。ことし忘れてはならないのが。「がんばろう能登雛」は、石川・珠洲市の名所・見附島を背景に輪島塗の職人と杜氏の人形が並ぶ。ことしの変わり雛は、ほかにも物価高の影響か、安くて量の多い食事が人気となったことから「町中華&おにぎり雛」という作品もあった。変わり雛の一般公開は、12月1日から。
東海道新幹線と山陽新幹線の区間を走る「のぞみ」は16両編成で運行していて、繁忙期の期間を除いて、1号車〜3号車までの計250席が自由席となっている。JR東海とJR西日本は、すでに年末年始、お盆、春の大型連休の混雑のピーク時期には自由席の設定をなくし、全席指定席としているが、関係者によると、両社は来年の春から「のぞみ」自由席を現在の3両から2両に減らす方向で検討しているという。スマートフォンなどから指定席をネットで予約するニーズの高まりなどに対応するのがねらい。「のぞみ」の自由席が通年で見直されるのは初めてで、両社は今後協議を進めたうえで、見直しの内容を正式に決定することにしている。
中国国防省は、軍の政治部門トップ・苗華氏に重大な規律違反の疑いがあるとして、停職にしたうえで、調査していることを明らかにした。外国メディアも参加する記者会見で、軍の高官の規律違反が発表されるのは異例。中国軍をめぐっては、中国・李尚福前国防相や魏鳳和元国防相のほか、核兵器やミサイルを運用するロケット軍の元司令官などの高官が汚職などで処分される異例の事態が続いている。
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本格的な雪の時期を前に、能登半島地震や豪雨で被災した石川県内の道路では、重機が通れずに除雪が難しくなっている箇所が、輪島市で40を超えるなど各地にあることが分かった。このうち輪島市では復旧作業を続けているが、多くの箇所では来月中旬までの復旧が間に合わない可能性が高く、雪が積もった際は、車が通行できるように道路上の雪を踏み固めるなどの応急対応を取る。
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全国各地の天気を伝えた。大気不安定続く あさってにかけ積雪急増。
守備の優れた選手に贈られるゴールデングラブ賞の表彰式が行われた。スーツ姿で登場した選手たち。そこに楽天・辰己涼介選手が、全身ゴールドで登場。金色のグラブやミットをかたどったトロフィーが贈られた。「セリーグ」投手:巨人・菅野智之、捕手:DeNA・山本祐大、一塁手:巨人・岡本和真、二塁手:巨人・吉川尚輝、三塁手:巨人・坂本勇人、遊撃手:広島・矢野雅哉、外野手:広島・秋山翔吾、中日・岡林勇希、阪神・近本光司。4年ぶりのリーグ優勝を果たした巨人から4人が選出。セカンド・吉川選手は、8年目で初めての受賞。吉川選手は「みなさんのおかげ」とコメント。「パリーグ」投手:ソフトバンク・モイネロ、捕手:ソフトバンク・甲斐拓也、一塁手:ソフトバンク・山川穂高、二塁手:楽天・小深田大翔、三塁手:ソフトバンク・栗原陵矢、遊撃手:西武・源田壮亮、外野手:楽天・辰己涼介、ソフトバンク・周東佑京、日本ハム・万波中正。4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンクから球団別で最多の5人が選ばれた。7年目で初めて受賞した俊足が持ち味の周東選手は、同じく受賞した万波選手にバックホームでタッチアウトされた名勝負に触れた。
広島ドラフト1位、青山学院大・佐々木泰選手が、球団と仮契約を結んだ。契約金1億円に、出来高払い5000万円、年俸は1600万円で入団に合意。打撃が魅力の右のスラッガーは、1年目からの活躍を誓う。佐々木選手は「息の長い、球団から愛されるプレーヤーになりたい」と語った。
NBA:グリズリーズ131−111ピストンズ。グリズリーズ・河村勇輝選手が本拠地の試合でベンチ入り。出番はチームが大量リードの第4クオーター。出場3試合ぶりの得点をマーク。河村選手は「チームメートも“勇輝攻めろよ”と言う感じの雰囲気もあった」と語った。
NBAはスーパープレー連発。NBA:レイカーズ119−101スパーズ。レイカーズ・八村瑠偉選手も見せ16得点の活躍。チームは連敗を3で止めた。
バスケットボール男子Bリーグ。来年1月のオールスターゲームに出場する選手たちが発表された。ホワイト・渡邊雄太選手は「本当に光栄」とコメント。ファン投票などで選ばれた選手が、2つのチームに分かれて対戦。キャプテンは、ブラック・ジョシュホーキンソン選手とホワイト・富樫勇樹選手。チームホワイト:富樫勇樹、篠山竜青、吉井裕鷹、ジェフギブス、ヤンジェミン、須田侑太郎、マットボンズ、安藤誓哉、岸本隆一、ジャッククーリー。富樫選手は、ファン投票で過去最多の57万票余を獲得。チームメートの渡邊選手とともに選ばれた。富樫選手は「ホワイトはキャプテンの言うことは絶対でやらせる」とコメント。チームブラック:比江島慎、辻直人、ジョシュホーキンソン、川真田紘也、馬場雄大、DJニュービル、大倉颯太、セバスチャンサイズ、田中大貴、齋藤拓実、ドウェインエバンス。日本代表キャプテン・比江島選手などが選ばれた。最多得票はホーキンソン選手。Bリーグのオールスターは、インターネットの投票で最後のメンバーを加え、来年1月に行われる。
渡邊雄太選手は、八村塁選手が日本代表の在り方や指導体制を疑問視する発言をしたことについて見解を述べた。渡邊選手は「悪者は1人もいない」と語った。日本代表・トムホーバスヘッドコーチと八村選手の関係性はよくなかったと明かしたうえで、「僕もこの問題に向き合っていく。“いい日本代表になったよ”というのを見せていきたい」と述べた。
シーズンが本格化するスノーボード。注目は女子パラレル大回転のエース・三木つばき選手21歳。去年の世界選手権では金メダルを獲得。1年3か月後に迫る冬の五輪で世界の頂点に立つために強力なライバル超えに挑む。去年の世界選手権で、三木選手は日本選手として初の優勝。五輪では勝てていない。初出場した北京五輪は決勝トーナメント1回戦でターンの際に転倒。五輪の舞台で絶対的な強さを見せた選手が、チェコ・エステルレデツカ選手。北京五輪まで2連覇を成し遂げた。直接対決で三木選手が一度も勝ったことがない相手。レデツカ選手を超えるために、三木選手が自身の課題だと考えるのがターン。取り組んできたのが、遠心力に負けないための体幹と筋力の強化。トレーニングの回数は週2回から3回に増やし、体重は去年の世界選手権から5キロ近く増えた。オフの成果を試す場としてヨーロッパで行ったシーズン前の合宿。体が強い遠心力を受けるターンの際にも体勢が崩れなかった。力強くボードを踏むことができスピードに乗ることができた。確かな手応えをつかみつつ、新たなシーズンに臨む。進化した滑りの先にある、世界の頂点を見据えている。三木選手が出場する今シーズンのワールドカップは、あさって中国で開幕する予定。
エンジェルスが、菊池雄星投手との契約に合意したと発表した。33歳の菊池投手は、大リーグ6年目の今シーズン、アストロズに移籍して以降、10試合に先発して5勝1敗、防御率2.70で、チームの4年連続地区優勝に貢献。FAとなったこのオフ、貴重な左投げの先発ピッチャーとして去就が注目されていたが、27日、エンジェルスが3年契約を結ぶことで合意したと発表。球団によると、契約の総額は6300万ドル、日本円で約95億1300万円。エンジェルスは今シーズン99敗で、アメリカンリーグ西部地区の最下位。先発投手陣の立て直しが急務で、菊池投手には先発ローテーションの柱として活躍が期待される。
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ヨーロッパチャンピオンズリーグ1次リーグ第5戦:バプール2−0レアルマドリード。世界が注目した一戦は、リバプールが快勝。5連勝で首位をキープ。