ことしももうすぐ年の瀬。この1年の世相をひな人形で振り返る変わり雛。ことしの6組がお披露目された。MVPも獲得した大リーグ・ドジャース・大谷翔平選手の史上初の50−50達成は、日本中を沸かせた。人形になったのは、妻・真美子さんと愛犬・デコピンの家族そろった姿。ことし開催されたパリ五輪パラリンピック。女子やり投げ金メダル・北口榛花選手と男子高飛込銀メダル・玉井陸斗選手の2人の躍動感ある姿も人形になった。年末恒例の変わり雛。1946年、戦後の日本で広く歌われた「りんごの唄雛」以来、都内の人形メーカーが毎年制作。その年の世相を表している。今年の変わり雛の1つが「新紙幣登場雛」・渋沢栄一、津田梅子。東京・北区・渋沢史料館は、新紙幣になったことで、今年度の来館者が2倍になる見込み。ことし変わったのが総理大臣。タイトルは「悲願の先の道険し雛」を紹介。ことし忘れてはならないのが。「がんばろう能登雛」は、石川・珠洲市の名所・見附島を背景に輪島塗の職人と杜氏の人形が並ぶ。ことしの変わり雛は、ほかにも物価高の影響か、安くて量の多い食事が人気となったことから「町中華&おにぎり雛」という作品もあった。変わり雛の一般公開は、12月1日から。