- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央 矢崎智之 菅谷鈴夏
オープニング映像。
イタリアで開かれているG7外相会合は、日本時間のきょう夕方から、ウクライナ情勢を巡って討議を行い、G7として改めてウクライナでの公正かつ永続的な平和の実現に向け、連携して取り組むことで一致した。
政治改革を巡る動き。きょう与野党7党による協議の初会合が行われた。石破総理大臣が年内の政治資金規正法の再改正を目指す中、全面公開の形で行われた今回の協議。あさって召集される臨時国会を前にした前哨戦ともいえる。協議は、名刺交換から始まった。自民党・渡海前政調会長は「政党間で率直に意見を交わし、理解を深めていくことが大変重要」と述べた。政策活動費の廃止や、企業団体献金の禁止などの取り扱いを巡って各党が主張を展開。議論となったのが、いつまでに結論を出すのかという点。5つの政党が年内に結論を出す必要があるという認識を示した。一方、細部をどう詰めていくのかも焦点となった。企業団体献金を巡っての協議。共産党・塩川国対委員長は「全面禁止を実現するのが政治改革の根源」、れいわ新選組・高井幹事長は「“企業団体献金”“政治資金パーティー”は禁止」、日本維新の会・藤田幹事長は「党として自主的に受け取らないことをこの十数年やってきたので、これもテーブルに上げて熟議したい」、公明党・西田幹事長は「専門家の意見も聞き、われわれ議員もしっかり議論していくことが大事」、国民民主党・古川代表代行は「多くの業界団体が政治団体を作ってそこから寄付しているので、政治団体をどうするのかも含めて議論しないと、国民の不信を払拭できない」と述べた。業界団体が作る政治団体からの寄付も議論すべきという指摘に対し、立憲民主党・大串代表代行は「そこが論点になるなら、“企業団体献金”の廃止をどういうふうにやるか案を示してもらいたい」と述べた。協議のあと、自民党・渡海前政調会長は「(自民党は)企業献金が灰汁で個人献金が善だという前提には立っていない。透明度を上げる議論がいちばん大事」と述べた。
石破政権が掲げる賃上げについても動き。去年約8年ぶりに開催されて以来、岸田前総理大臣のもと開かれてきた政労使会議(政府、経済界、労働界)は、きょう石破内閣が発足して初めて開かれた。この中で石破総理大臣は、来年の春闘で、大幅な賃上げが行われるよう協力を求めた。最低賃金を2020年代に全国平均で1500円まで引き上げるとする政府の目標を達成するため、来年の春までに対応策を取りまとめるよう関係閣僚に指示した。会議に出席した経団連・十倉会長は「社会全体で価格転嫁を是とする“ソーシャルノルム(社会規範)”をつくっていこうと。物価に負けない賃上げを実現し、それを定着させたい」、連合・芳野会長は「全国的な機運醸成に向けて、連合としても力を入れていきたい」と述べた。
石破総理大臣は、今週行う所信表明演説で「年収103万円の壁」の引き上げを表明する方向で調整を進めている。その上で、税収減が見込まれるなどの課題にも結論を出す決意を示す見通し。「103万円の壁の見直し」を含め、来年度の税制改正に向け、本格的な議論を開始した自民党は、税制調査会の幹部会合を開催。自民党・宮沢税制調査会長は、あさって、自民党、公明党と国民民主党との税制協議を改めて行い、基本的な考え方を示すことを明らかにした。宮沢税調会長は「国民民主党の考えをもう少し詳しく聞かなければいけない話もいくつかある」と語った。「年収103万円の壁」の見直しで、国と地方で税収の減少が懸念されることについて、国民民主党・玉木代表は「地方財政に迷惑をかけるつもりはない。どういう解決策ができるのか、協議を後押しし見守りたい」と述べた。
賃上げや税金など、私たちの暮らしに関わる議論が本格化。国民の理解を得て、政策を前に進めるためにも、重要なのが政治への信頼回復。あさってから始まる臨時国会で、政治改革を実現し、今度こそ政治不信の払拭につなげられるかが問われることになる。
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- 臨時国会
労働者を守るために求められる企業側の対策。一方、消費者側の意識にも注意が必要だと、専門家は指摘。東洋大学・桐生正幸教授は「自分ではカスタマーハラスメントの意識がないままやってしまう。エスカレーションして大ごとになってしまうパターンが多い。自覚してもらうことが重要なポイント」と語った。
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東洋大学・桐生正幸教授に、どのようなときにカスハラになるおそれがあるのか聞いた。「レストランで注文した料理と違う」「時間どおりに来なかった配達員に理由を聞く」。この対応自体は正当なクレーム。行き過ぎてしまうことに注意が必要。相手を強く叱責するなど、激しい口調で伝えたり、執ように繰り返したりと行為がエスカレートしていくと、カスハラと捉えられるおそれもある。「家電量販店の店員と世間話をする」。関係ない話が長時間に及ぶと、著しく店側の業務を妨げてしまう可能性もある。専門家は、カスハラは無自覚にやってしまっている場合も多くあるとしている。どこまでが正当なクレームで、どこからがカスハラになるのか。その区別は難しいからこそ、企業だけでなく一人一人の意識も大切。
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ことし8月に初めて発表された「南海トラフ地震臨時情報」の受け止めについて、内閣府が検証や改善につなげるため、対象となった自治体にアンケートしたところ、回答した市町村のうち6割余が、「発表当時、対応に戸惑った」と答えたことが分かった。国に対して「巨大地震警戒」と「巨大地震注意」で、取るべき対応の違いを明確にするよう求める声や、対応すべき期間や求められる対応を見直すよう訴える意見もあったという。
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ことし1月の能登半島地震の対応を検証した専門家などによる政府のワーキンググループは報告をまとめた。報告書では、避難所でのトイレなど環境整備に迅速に取り組むことに加え、災害関連死を防ぐため、避難所で過ごす人のほか、在宅での避難や車中泊をする人などへの福祉的な支援が、捜索や救助、医療と同様、速やかに行われることが必要だとしている。ボランティア団体などの登録制度を設け、国などが紹介できる仕組みも必要だとしている。
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気象情報を伝えた。
プロ野球の表彰式・NPBアワーズ。記者などの投票で決まる新人王には、パリーグが西武のルーキー・武内夏暉投手、セリーグは巨人・船迫大雅投手が選ばれた。ドラフト1位で入団した武内投手は、開幕から先発陣の一角としてチームを支え、西武のルーキーでは岸孝之投手以来、17年ぶりとなるふた桁勝利を挙げた。会見では、バッテリーを組んだ炭谷銀仁朗選手からプレゼントされたというスーツで登壇し「目標だった新人王を獲得することができてとても光栄に思う」とコメント。巨人の2年目・船迫投手は、28歳での新人王受賞。今シーズンは51試合に登板して防御率2.37。ドラフト会議で3回の指名漏れを経験した苦労人は、「親と地元の人たちが支えてくれて諦めないという自分の道になった」と述べ周囲の支えに感謝した。
MVP。セリーグは、巨人の35歳、菅野智之投手が、4年ぶり3回目の受賞。菅野投手は「阿部監督になって新しい環境の中で優勝できたという意味では特別なものになった」と語った。今シーズンは15勝を挙げ、最多勝と最高勝率の2冠に輝き、リーグ優勝の原動力になった。来シーズンは大リーグ移籍を目指す。パリーグは、ソフトバンク・近藤健介選手が13年目で初めて選ばれた。近藤選手は「本当に光栄に思う」とコメント。31歳の近藤選手は、今シーズンパリーグで唯一打率3割超えとなる.314をマーク。首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得し、チームの4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。
巨人で最多奪三振のタイトルを獲得し、リーグ優勝に貢献した戸郷翔征投手が、大幅アップで来シーズンの契約を結んだ。戸郷投手は「3億円の契約をさせてもらった」と語った。1億2000万円アップの3億円で契約更改した戸郷投手。6年目の今シーズンは、先発の柱として3年連続となる12勝、ノーヒットノーランも達成。戸郷投手は「日本一だけを目指して。最多賞、沢村賞も取りに来シーズン必死にまた腕を振っていけたら」と語った。
巨人・坂本勇人選手は推定で1億円ダウンの5億円で契約を更改。18年目の今シーズンは、打撃不振による2軍落ちも経験。来シーズンの巻き返しを誓った。坂本選手は「すごく考えさせられたシーズンだったが、1年1年勝負だと思ってやりたいという気持ち」と語った。
おととい動画投稿サイトの自身のチャンネルで、退団の意向を発表した楽天・田中将大投手。きょう発表後、初めて報道陣の取材に応じ「球団から来季も“戦力として”ということばをもらったが、交渉の中でもう期待はされていないんだなという印象を受けた。求められるところでやることが自分にとって一番いいと思った」と心境を語った。一方で、ファンに対しては「期待に応えられない苦しい4年間だった」としたうえで、「最後までイーグルスでプレーできたらベストだった」と複雑な胸の内を語った。移籍先については「今後どうなるか分からず不安だ。体は元気で自分の中ではもっとできると思っている」と話した。
新監督に聞くシリーズ。中日・井上一樹監督。現役時代はピンクのリストバンドがトレードマーク。パンチ力のあるバッティングで中日一筋20年、日本一も経験。今シーズン2軍監督として若手を育成するとともに選手のやる気を引き出す力も買われて、来シーズンから1軍の指揮を執る。3年連続最下位からの巻き返しを目指す。秋季キャンプの手応えを聞いた。新体制の下、今月行われた秋のキャンプ。テーマは「むき栗キャンプ。硬い殻を自分たちの力でこじあけようぜ!」。技術を磨くだけでなく、精神面も一皮むけるよう選手の意識改革にも取り組んだ。厳しい練習でも楽しさを取り入れて選手のモチベーションを上げる井上流の工夫が見られた。じゃんけんの勝敗によって打つ回数などが決まる特別なティーバッティング。避けて通れないチームの大きな課題が得点力不足。得点数に加え、得点圏打率もリーグワーストと低迷。チャンスでは気持ちが大切だという井上監督は、自身の現役時代を振り返り、打席に入ったときの気構えが結果につながったという。書道3段の腕前の井上監督にチームの再建への意気込みを筆でしたためてもらった。あすは楽天・三木監督のインタビュー。
菊池雄星投手の移籍情報。新たなチームについて、エンジェルスとの契約に合意したと米国の複数のメディアが伝えた。菊池投手は大リーグ6年目の今シーズン、2チームで9勝。自己最多の206奪三振をマーク。アストロズからFAとなる中で、米国の複数のメディアは「エンジェルスと3年総額6300万ドル、日本円で約97億円で合意した」と伝えた。今シーズンのエンジェルスは、大谷選手のドジャース移籍などで99敗して地区最下位。10年連続でプレーオフ進出を逃した。特に先発投手陣は、チーム防御率が4.97とリーグで最も悪く、立て直しが課題。一方の菊池投手は、7月にアストロズ移籍後、5勝1敗でチームの4年連続となる地区優勝に貢献。このオフには、貴重な左投げの先発ピッチャーとして去就が注目されていた。
ラグビー日本代表・エディージョーンズヘッドコーチが、9年ぶりに復帰した今シーズンを振り返った。ジョーンズヘッドコーチは、スピードを生かした超速ラグビーを掲げて強化を進めてきたが、世界ランキング上位のチームに勝つことはできず、今回のヨーロッパ遠征でも、13位の日本は、4位のフランスなどに大差で敗れた。それでも大きな投資をしている段階と、指揮官は2027年のワールドカップへ自信をのぞかせた。ジョーンズヘッドコーチは「計啓を積むには時間がかかる。チームがよくなるはずだ」と語った。
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