日本で急増中のはしか対策を解説。新型コロナで海外との往来が減り、年間で10人未満だったが、2023年からインバウンドにより増加し、ことしは3月18日時点で139と昨年同期比で4倍を超える。若者が半数を占める。海外から持ち込まれたウイルスに国内で感染した可能性がある。はしかはウイルスが原因の感染症。発熱・せき・鼻水など風邪と見分けがつきにくい。ほおの内側に白い斑点ができることもある。感染により死亡することもあり、妊婦・早産・流産のおそれがある。感染力は極めて強く、はしかの免疫が十分なければ同じ車両・室内でほぼ感染する。マスクで防ぐのは困難で、特効薬はない。効果的な対策は予防接種のみ。子どもの定期接種は1歳と小学校入学前の2回。大人は生年月日により摂取回数が異なる。神奈川県衛生研究所・多屋馨子所長は、自分が何回受けたかは母子手帳で確認できるとしている。専門家は、はしかにかかったことなく2回受けていない人には受けてほしいとしている。接種費用は1万円前後で、自治体や年齢によってはMRワクチンの補助も。川崎市健康安全研究所・岡部信彦参与は、効果は95%程度と高いが絶対にかからないわけではないとし、感染しても症状が軽くて済み、うつすリスクも極めて低くなる。接種率の目標は95%以上だが、日本は年々下がり、2024年度は2回受けた人は91%。中山久仁子医師は、新型コロナ以降ワクチン接種に慎重な保護者が増加し、昔の病気で国内ではもう流行しないと誤解する人もいる。かかったかもしれないと思ったら、医療機関にまず電話で連絡・相談を。感染者と居合わせたことが分かったら、保健所にまず電話で相談すると良い。72時間以内にワクチン接種すれば発祥を防げる可能性もある。
