東京・足立区には、後継団体の「アレフ」が活動拠点を置いている。施設は塀で囲まれ、教団側が貼ったと見られる関係者以外立入禁止の紙があり監視カメラも置かれている。足立区の住民協議会・横山修平会長は「また事件や事故を起こすかもしれない」と語った。一方、東京・世田谷区では「アレフ」から分かれた組織「ひかりの輪」がマンションの一部の部屋を拠点としている。マンションには一般の住民も暮らしていて、「サリン事件を忘れない」や「ひかりの輪アレフ反対解散せよ」と書かれた横断幕が各階に掲げられている。世田谷区の住民協議会・古馬一行会長は「ちゃんと見張っていかないといけない」と語った。きょう、アレフとひかりの輪の施設がある25の自治体で作る連絡会の会長や住民が法務省を訪れて、鈴木法務大臣に要請書を提出した。要請書では地域住民の不安が払拭されず生活の平穏が脅かされているとして、団体への規制を強化し活動の停止や解散に向けて法整備するよう求めている。