NHKが先月いわゆる引きこもりの人と向き合っている家族を対象に実施したアンケート。親やきょうだいがそれぞれの声を寄せた。「誰にも相談できず苦しい」「だんだんと行き詰まりを感じている」など引きこもりの人と暮らす中で感じている思いが集まった。多かったのが将来への不安の声。50代の母親からの投稿「私が死んだらどうなってしまうのか。一人っ子なので心配でならない」。わが子を思う母親の率直な思い。また、コミュニケーションに関する悩みもたくさんあった。20代の息子が引きこもっているという母親からは「会話がないため本人の気持ちが分からない。息子の声が聞きたい」。本人の思いを知りたい、寄り添いたいという切実さがうかがえる。引きこもりの子どもやきょうだいの気持ちをどう理解していけばいいのか、注目されているのが家族が集まる対話型の交流会という支援の形。参加をきっかけに一歩前へ進んだ人がいる。