甲斐さんは毎日全国の自治体をチェックしているが、ふるさと納税をする理由について、どの町で生涯を終えるかを考えているためだという。ふるさと納税は税金を自分が住んでいる自治体と生まれ故郷など応援したい自治体などに分けて納めることで、食品など町の特産品を返礼品として受け取れる制度。しかし、ふるさと納税には返礼品目的になりすぎて、特産品のない街にお金が入ってこない、必要な所に税金が行き届かないという問題点がある。そのため、甲斐さんが考えるふるさと納税の新たな魅力を知ってほしいという。お礼状で心が温まる自治体として山梨県富士吉田市を紹介。返礼品が届いて段ボールを開けると子どもたちが描いた絵ハガキが入っているという。富士吉田市の返礼品は定期便のため、毎回子どもたちの絵ハガキが同封されているという。富士吉田市の住みたくなる制度として、遠距離通勤の支援として月1万円支給があるというまた、鉄道利用の通学者には定期券の半分を支給するという。他には、実際にその町に行き、体験するというふるさと納税もある。