今、東南アジアから輸入される「パイナップル」や「バナナ」に異変が起きている。今年に入り、パイナップルの卸価格は過去最高を記録。さらにバナナも5年ぶりの高値となり、フルーツを扱う店から悲鳴が上がっている。東京・練馬区のフルーツサンド専門店「ふるらぼ」にずらりと並んでいたのは、パイナップル、バナナ、キウイなどフルーツをふんだんに使ったサンドイッチ。パイナップルの仕入れ価格は1つ400円ほどだった去年に比べ、2倍近いおよそ700円に高騰。円安の影響で、小麦などの材料が値上がりする中でのフルーツ高騰の波。まさにダブルパンチの状態だという。なぜ今、南国フルーツが高騰しているのか。日本のバナナやパイナップルのおよそ8割がフィリピンからの輸入品。しかし、フィリピンは今年に入り、前代未聞の猛暑に見舞われ、干ばつや地割れが多発。フルーツなどの農作物も不作となり、輸出量が減っているという。
店側はバナナやパイナップルの値段は元に戻らないと予想。このまま手に取りづらい贅沢品になってしまうとみている。
店側はバナナやパイナップルの値段は元に戻らないと予想。このまま手に取りづらい贅沢品になってしまうとみている。
住所: 東京都練馬区栄町35-5