インプラント専門医の小澤宏亮氏によると、1日に約17.5分しか上と下の歯は触れていないといい、歯ぎしり・食いしばりは睡眠中、1~2時間にのぼる。そのため、起床時に顎の疲れ、頭痛を感じる他、舌の側面に歯形がみられたり、歯と歯が接触してすり減ってしまうという。牛窪恵氏は歯ぎしりと食物繊維の関係を調査した研究を紹介し、歯ぎしりしない人ほど食物繊維を多く摂取していたという。そのため、バナナを食すことを勧めた。山口良純氏によると、日本人は奥歯を使いすぎるといい、前歯を使うことを意識するべきと提言した。咬筋が発達しなくなり、小顔効果も期待できるという。