あるシンクタンクがこの所富裕層が増えているという調査を発表した。2013年以降富裕層以上の資産や世帯数は増え続けていて、過去最高を更新している。理由は大きく3つ挙げられており、株価が上昇していること、円安が進んで外貨建て資産の価値が上昇したこと、相続が増加傾向にあること。シンクタンクはとりわけ2023年にかけて富裕層になった人たちのことを「いつの間にか富裕層」と定義していて、40代後半から50代の一般会社員が多いとしている。資産運用を通じて資産が1億円以上になった人が多いという。スマホの普及もあり、情報収集や取引にデジタルツールを使う傾向があり、金融機関にとってはデジタルに慣れている人たちをいかに惹きつけるサービスを提供できるかが大事になっているということ。具体例としては、みずほ証券と楽天証券が新会社を設立し資産運用の相談を受けるサービスを始めたことなど。