移住者を支援する独自の取り組みがある。不動産会社で店舗を借りる契約が交わされようとしていた。東京から移住しお好み焼店を開くのが夢だと言う男性。その相談に乗り、この話しを進めてきたのが、不動産会社の副社長である川口雅子さん。川口さんは、桐生市が指定する移住コーディネーターの1人。市が開設した、移住者獲得のための相談窓口「むすびすむ桐生」の最前線で活動している。築60年の古民家を改装したカフェ、そのキッチンに川口さんの姿が。10年ほど前にこのカフェをオープン、不動産業との二足のわらじを履いている。県外からやってくるファンも多い。このカフェで週末の夜に開かれていたのは、移住者と地元住民の交流会。月に一度川口さんが主催している。ベーグル専門店の夫婦も参加していた。川口さんは、こうした機会を作ることで移住者と地元住民の間を取り持ち、新たなビジネスへと結びつける手助けをしている。