日本とオーストラリアの間で連携が進む防衛産業の最前線について。8月にオーストラリア政府が新たなフリゲート艦の導入計画で日本の防衛艦「もがみ」型をベースに共同開発を行う提案を選定したことから一気に期待が高まっている。計画は総額1兆円にも上る大型事業で最大11隻のうち最初の3隻を日本、残りの8隻をオーストラリアで建造するという。背景にあるのが海洋進出を進める中国への警戒感。中国への危機感を共有する日本とは去年だけでも40回近く共同訓練を行うなど安全保障面での連携を強めている。日本とのフリゲート艦の共同開発が追い風となる中、オーストラリアでは今製造業の活性化を図ろうとしている。これまで資源が稼ぎ頭で製造業の弱さが課題だったオーストラリア、“防衛産業をてこに造船業を主要産業の1つに育てていきたい”としている。
