宮崎県気仙沼市にある唐桑半島で栽培されている「もまれ牡蠣」を紹介。一般的な牡蠣の養殖期間は1~2年に対し、もまれ牡蠣は3年。養殖場はリアス海岸で、潮の流れだ穏やか。振動を嫌う成長期の牡蠣を1~2年間この場所で育てる。ある程度成長した牡蠣は活発にエサを食べ、外海でさらに大きく育つ。次の工程として70度の熱湯に生きている牡蠣を入れて、牡蠣のエサを横取りする付着物を死滅させる。熱湯のショックで殻の成長はストップするが、実は成長を続けるので殻の中いっぱいに見が大きく育つ。東日本大震災で一度牡蠣は全滅してしまったが、フランスから支援が届いたという。60年前に病気で牡蠣が全滅したフランスに宮城県が支援したことにより、その時の恩を忘れることなくブイやロープなど7トン分の資材を送ってくれた。
