衆議院予算委員会で締めくくりの質疑が行われた。政府が予定どおり行うとしていることし8月からの高額療養費の負担上限額の引き上げについて、立憲民主党・城井崇氏は「ギリギリでふんばっている患者の生活が破綻する最後の一撃になることがわかっていないのではないか。税投入をしてでも、ここは立ち止まって考え直すべきだ」と質した。これに対し石破首相は「保険者の負担をどう考えるかという議論はもう少しさせてもらいたい」と応じた。このあと委員会では採決が行われ教育無償化の具体策など日本維新の会との合意内容を踏まえた自民党と公明党による修正案が3党の賛成多数で可決された。そして予算案は自民公明両党と日本維新の会の賛成多数で可決された。立憲民主党、国民民主党、れいわ新選組、共産党は反対した。予算案は可決された修正案の内容を反映したうえでこのあとの衆議院本会議でも可決され参議院に送られる運び。